鹿児島県産芋焼酎の魅力を生かしたセールスプロモーションを学ぶ

共催:NPO法人FBO(料飲専門家団体連合会)/日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
後援:鹿児島県酒造組合/鹿児島県酒造青年会/鹿児島大学農学部(焼酎マイスター養成コース主宰)/特定非営利活動法人かごしま焼酎マイスターズクラブ/有限会社 コセド酒店/有限会社 宝納酒店


鹿児島県の若手蔵元を代表する3名をパネリストとしてお招きし、これからの鹿児島県産芋焼酎の提供・販売はどうあるべきか。 今変えるべきモノやコトとは何なのか。その一方、受け継ぐべきモノやコトとは何なのか。このような重要課題を参加者の皆様と共に考えてまいります。
また、パネリスト3名が厳選した鹿児島県産芋焼酎3種類のテイスティングも行います。官能評価により香味特性を正しく捉え、謳うべきセールスポイントを抽出。その後、ターゲット層の想定と、商品のセールスポイントを生かし、かつ、ターゲット層が望む提供事例(割り方、酒器、料理とのペアリングなど)の考察まで行います。
この機会に、鹿児島県産芋焼酎の魅力をあらためて認識するとともに、その魅力を生かしたセールスプロモーションを是非学んで下さい。
総合司会:本坊祥子(酒コーディネーター/SSI理事・調査研究委員)

第1部 テイスティングを通じて考える販売促進事例
担当講師:長田卓(SSI理事兼研究室長)

「MUGEN白波THE COOL WAVE」
▽蔵元からの商品紹介
2019年に初回発売したMUGEN白波を開発していたのは、平成から新しい元号に変わる。というニュースが流れる頃でした。激動の時代の中で「本格焼酎の無限の可能性に挑戦する」という当蔵の思いを代表銘柄「白波」に冠して名付けました。 令和の時代もその挑戦を続ける中で誕生したのが本銘柄で、今回は炭酸割に合う酒質を目指し、試行錯誤の結果たどり着いたのが「リンゴやパイナップルの香り」を持ち、“冷涼感”を感じる酒質でした。南国鹿児島で挑戦した「低温発酵」で引き出した「清酒酵母」の香り。醪の段階からよい香りが立上り、「減圧蒸留」を行って完成したのがMUGEN白波 THE COOL WAVEです。爽やかな香りをキンキンに冷やした炭酸で割ってお楽しみください。
※7月上旬に数量限定発売する予定の銘柄です。
薩摩酒造について
1936年設立。鹿児島県枕崎市で代々焼酎造りを行ってきました。枕崎市は伝説の杜氏集団「黒瀬杜氏」発祥の黒瀬地区に近く、古くからその技を継承して今に至ります。こだわりは3つの蒸留場全てが畑のすぐ近くにある事。契約農家に育てられた新鮮なさつまいもを使った焼酎造りを大切にしており、年に1回契約農家さんを招いた勉強会も毎年行っています。
代表銘柄は「さつま白波」。第一次焼酎ブームのきっかけになった本銘柄を中心に根付く伝統を重んじつつ、近年は固定概念を取っ払った新たな酒造りにも挑戦している蔵元です。
https://www.satsuma.co.jp
「南果2021」
▽蔵元からの商品紹介
南国の果物のようなフレーバーの特徴が出やすい、橙色の芋を原料に仕込みをおこないました。隼人芋(品種改良されていない)、ジェイレッド、ハロウィンスイートの橙芋3品種を、味わいに幅を持たせることを目的として混植栽培で育て使用しました。
自社畑のうち、ミネラル分の多い砂地で保水性のある「堀地区」の畑で、地域独自の味わいを表現できるよう、肥料を使わず育ててあります。仕込みは清酒などに使われる黄色麹を使用しており、酸度のない甘酒のような醪で仕込むため、蔵付きの酵母や天然の乳酸菌などの影響を受け様々な味わいの広がりがある焼酎になっています。

白石酒造について
当蔵がある、いちき串木野市には焼酎蔵が6社あり、鹿児島県でも有数の焼酎造りが盛んな地域です。白石酒造は創業明治27年。家族を中心に代々芋焼酎造りをおこなっています。
主原料となるさつま芋は全て自分たちで育て、麹に使うお米は地元の生産者に委託。どちらも地域環境に極力負荷をかけない取り組みで栽培しています。
室蓋と使用した麹造り、もろみは一次、二次仕込みとも甕仕込みで、蔵付き微生物の力を信じてゆっくりと発酵させています。地域の方々の協力をもらいながら仕込みをおこない、飲む人に懐かしさや安らげるような余韻を感じてもらえるような焼酎を目指して日々取り組んでいます。
「YAMADAICHI 山大一 Matured えい紫 2016」
▽蔵元からの商品紹介
2016は2016年11月に蒸溜した長期熟成タイプの無加水焼酎です。(アルコール分が35度以下で原酒とは謳えない為無加水焼酎となります。)熟成で丸みをおび無加水とは思えない口当たりの良さが特徴です。
まずは常温ストレートでお楽しみ下さい。加水しますと紫芋ならではの華麗な甘味とラベンダーの様な華やかな香りが際立ちます。ソーダ割りにしますとまるで「えい紫」を食べているような香りが鼻から抜けます。
時間の経過でしか造り得ないそんな焼酎です。

薩大山甚七商店について
創業明治8年(1875年)。大山甚七商店の焼酎造りは日々の疲れを癒す「心で感じる1杯」を信条に地元鹿児島の米、さつまいもを使用し約150年前から伝わる伝統の甕壺仕込みで製造して参りました。
「温故知新」の精神で伝統を大切にそれでいて革新的な焼酎造りを目指しております。
また近年ではスピリッツ・リキュールの製造免許を取得し焼酎の製造技術を生かしたクラフトスピリッツやクラフトリキュールの開発、日本のクラフトコーラブームの火付け役「伊良コーラ(いよしこーら)」コラボスピリッツなど型に囚われないお酒造りにチャレンジしております。
http://www.jin7.co.jp
第2部 パネルディスカッション~若手蔵元が語る鹿児島県産芋焼酎のこれから~
司会:徳永尚子(焼酎唎酒師・酒ソムリエ・焼酎伝道師)

パネリスト
本坊 直也
「さつま白波」製造元
薩摩酒造株式会社 取締役・マーケティング本部部長
白石 貴史
「天狗櫻」製造元
有限会社白石酒造 代表取締役兼杜氏
大山 陽平
「薩摩の誉」製造元
有限会社大山甚七商店 専務取締役

日程・プログラム

日程 9月3日(土)15:30開演(受付15:00)
【申込締切:8月20日(土)】
定員 100名
価格 ゴールド 2,000円(税込)
シルバー 2,800円(税込)
ブロンズ 4,000円(税込)
会場 サンプラザ天文館7階ホール
鹿児島市東千石町2-30
https://sunplaza-tenmonkan.com
15:00~ 受付
15:40~ 第1部 テイスティングを通じて考える販売促進事例
16:30~ 第2部 パネルディスカッション
~若手蔵元が語る鹿児島県産芋焼酎のこれから~
17:40頃 終了予定

※上記スケジュールは予告なく変更になる場合がございます

お申込の前に必ずご確認ください
●お申込み可能年齢2022年9月3日時点で20歳以上の方
●お支払い完了後のキャンセルは承れません。詳細は当会のキャンセルポリシーをご参照ください。
●お酒は20歳になってから。お酒はおいしく適量を。飲酒運転は絶対にやめましょう。
●妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響する恐れがありますので、気をつけましょう。 のんだあとはリサイクル。 
●飲酒を伴うセミナーのため、お車での来場はご遠慮ください。 
お申し込み
※お申し込みにはログインが必要です
※鹿児島大学農学部(焼酎マイスター養成コース履修生)、特定非営利活動法人かごしま焼酎マイスターズクラブの方はdesk@fbo.or.jp宛にお問い合わせください。

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